2025年8月21日、GMOインターネットグループの連結子会社であるGMOコマース株式会社が、東京証券取引所グロース市場への新規上場(IPO)の承認を受けました。上場日は 2025年9月25日(木) に予定されており、同日以降、GMOコマース株の売買が可能になります。
1. 会社概要・事業内容
GMOコマースは 2012年11月に設立され、「すべてのお店の『マーケティングプラットフォーム』に」を理念に掲げています。主にリアル店舗向けに、CX(顧客体験)の向上とDX促進を支援するマーケティングプラットフォームを開発・提供しており、小売、飲食、アパレル、エンタメといった幅広い業界の中小規模〜大手チェーン店舗、2024年12月末時点で 1万5,370店舗 へのサービス提供実績があります。
ストック型収益が売上高の約7割を占めており、月額固定費モデルを基盤に、安定した収益構造を有しています。
2. IPO時のオファリング概要
証券コード:410A
上場市場:東京証券取引所 グロース市場
業種:サービス業
想定価格:1,160円
想定時価総額:約59.9億円
吸収金額:約20.9億円
公募株数:1,568,400株
売出株数(OA含む):235,200株
オファリング株数合計:1,803,600株
オファリングレシオ:43.6%(吸収割合としてはやや高め)
上場日:2025年9月25日(木)
仮条件決定日:2025年9月5日(金)予定
ブックビルディング(需要申告)期間:2025年9月8日(月)~9月12日(金)
公開価格決定日:2025年9月16日(火)
購入申込期間:2025年9月17日(水)~9月22日(月)
主幹事証券会社:大和証券(主幹事)
幹事証券会社:SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)
3. 株価についての考察
目論見書提出時点での想定価格は1,160円。初値予想では S評価(1.7倍以上で約1,972円以上) とされており、需給面やテーマ性が総じて良好であるとの評価です。
DX・CX支援という時流に乗ったテーマ性、ストック型収益基盤、小〜中型案件としての注目度の高さが人気材料です。一方で、オファリングレシオが高めで吸収金額も大きい点は、初値形成時にやや重荷となる可能性も指摘されています。
IPO投資家の注目はやはり初値に。公開後のIPO相場全体の流れや同時上場銘柄(たとえば同日上場予定のオリオンビールなど)も押さえておくと良いでしょう。
4. 当該IPOの特殊なポイント
GMOグループ内で初のリアル店舗向けDX支援特化企業である点。グループ内でも競合がなく、関連シナジーを活かせる稀有なポジションです。 グループ100%出資の連結子会社であることも安心感として評価されやすい材料です。 CX・DXという成長テーマに加え、サービスを始めた黎明期から多数の実績を築いてきた「先行者優位性」も強みとなります。 安定収益構造によるストック型利益と、AI活用など今後のサービス強化への投資意欲も強いことから、成長期待は高いです。
5. まとめ
GMOコマース(コード:410A)は、**2025年9月25日(木)**に東証グロース市場へ上場予定。DX・CX支援という成長テーマ、グループ内での独自ポジション、安定収益基盤など、投資家にとって魅力的な条件を備えたIPOです。今後は仮条件の決定や初値予想、他上場銘柄との相対評価にも注目。IPO参加を検討される方は、複数の証券口座を活用し、スケジュール管理と目論見書の確認を忘れずに。




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